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782話

しかし結局、蒼井石子は彼がこれほど赤裸々に、文字通り一糸まとわぬ状態でいるのを見て、階下に降りて直接対面する勇気が持てなかった。安大壮は目を覚ますと、陳ママが台所で忙しく立ち働いているのを見た。自分の「覇王」をちらりと見れば、まだまだ虎視眈々としている。台所に行って陳ママを抱きたい気もあったが、考え直してみれば、彼女とはもう散々やったし、種をまく衝動もない。やはり階上の日本娘と遊ぶことにしよう。

そこで彼はバスタオル一枚を巻いて階上へと向かった。蒼井石子の部屋の前に来ると、ドアに隙間があるのが見えた。彼は悪戯っぽく笑いながら中を覗き込んだ。すると蒼井石子がベッドの上で弓なりになってヨガのポー...