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751話

「翠雲は安大壮が会議室で抱きしめてくるとは思わなかった。恥ずかしさで胸がいっぱいになり、美しい瞳を外に向けながら言った。

「大壮お兄さん、何してるの?だめよ、ここ会社なんだから!すぐ誰か来ちゃうわ、見られたらどうするの?」翠雲は頬を赤らめながら言った。

しかし、彼女の玉のような手は安大壮を押しのけようとしない。これは彼女自身も望んでいることの証で、ただ人に見られることを心配しているだけだった。

安大壮は一方の手で彼女の細い腰を抱き、もう一方の手で会議室のドアを閉め、内側から鍵をかけた。そして色っぽく翠雲に微笑みかけた。

「翠雲、これで誰にも見られないだろう!俺のこと好きになったんじゃないか?...