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663話

「でもあんた、その仙女のような弟嫁の心はすべてあんたにあるんだよ。翠芳姉さんが目が見えないとでも思ってるの?あの娘はあんたみたいなロバの糞みたいな男にメロメロになってんのよ。あんな病弱な旦那じゃ彼女を満足させられるわけないでしょ?」翠芳はあからさまに意味ありげな笑みを浮かべた。

「それはどういう意味だよ?俊博がダメだとか、兮兮が俺に気があるとか、はっきり言えよ!」安大壮はいらだたしげに言った。

「どういう意味もなにも。ただ教えてあげたいだけよ。あの若夫婦はもう普通の夫婦生活を始めたけど、弟嫁はあまり乗り気じゃないみたいね。なぜって?彼女の心にはあんたみたいなロバの糞みたいな男しかいないから...