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610話

彼は自分を見下ろし、愕然とした。自己のモノが焦げたニンジンのように、しかも異様に太くなっていた。触ってみると、確かに何の感覚もない。彼は不吉な予感が胸に込み上げてきた。これはもう駄目なのではないか!

そのため、彼は恐怖に満ちた目で蘭子を見つめた。「蘭子、俺のアソコがまったく感覚ないんだけど?壊死してるんじゃないか?もう二度と使えないんじゃ...」安岩は泣きそうな声で尋ねた。蘭子はこの事実を彼が受け入れなければならないことを知っていた。隠しても隠せるものではない。だから、ため息をついて頷いたが、どう彼を慰めればいいのか言葉が見つからなかった。

香草はその様子を見て、忍びなく思い、ベッドの前に...