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417話

「終わった後、二人は短い休憩を取り、もう一度やる気を出そうとした矢先、安晴から電話がかかってきた。

「もしもし、ダーリン、あなたよね?」安大壮はすぐに安晴だと分かった。他が省都に来たことを知っている人はいないし、この宿泊先を知っている人はさらにいない。だから安晴以外にありえなかった。

「大壮お兄ちゃん、気持ち良かった?私の妹、私より良かった?」やはり安晴だった。口から出るのは甘い言葉ばかり。

「言わないでよ!君たち姉妹は本当に大胆で、十分狂ってる。これじゃ後戻りできないじゃないか」

「ふふっ、大壮お兄ちゃん、まだ後戻りしたいの?私たちがこうしたのは、あなたが逃げられないようにするため。小雨と必...