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371話

「ここは私たちが修行のために閉関する場所よ。普段は誰も来ないわ。あそこに洞窟の中の洞窟があって、とても隠れた場所なの。中に入りましょう」静心はそう言いながら先に立って、安大壮を山洞の中にある密閉された洞窟へと案内した。入口しかなく出口のないその場所は、甘草が敷き詰められていて、とても柔らかだった。

安大壮が予想もしなかったことに、静心は彼の目の前で直接袈裟を脱ぎ捨て、一糸纏わぬ姿で彼の前に立ち、情熱的な眼差しで見つめながら積極的に誘いかけた。「施主様、静心はお礼の仕方を知りません。望まれるなら、静心は喜んで差し上げます。望まれなくても、感謝の気持ちは変わりません。あなたは本当に良い方です。貧...