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2756話

「よし、安江兄貴、分かったよ。本当にありがとう。俺、マジで田妮姉さんのこと好きだから、これからも姉さんに会いに来ることになるだろうけど、その時は気にしないでくれよ!今は用事があるから先に行くけど、こういうことで決まりだ。何か俺に手伝えることがあったら、遠慮なく言ってくれ。兄弟ってのはそういうもんだからな」安大壮は笑いながら言った。

言い終わると、彼は立ち上がった。安大壮が帰ろうとするのを見て、安江はまだ名残惜しそうだった。彼はどこか落胆していた。安大壮がきっと今すぐ自分の妻・田妮とやりたいだろうと思っていたのに、相手が帰ろうとしているので、心の中で少しギャップを感じていたのだ。

「大壮兄弟...