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2708話

安大壮は笑って言った。

「当然ですよ。うちの小雨は国の最高学歴まで修めた、女性状元じゃないですか！県知事なんて大したことないですよ」

安雨のことになると、安民夫妻はいつも誇らしげにならずにはいられなかった。三人が家に戻ると、安民夫妻は自然と話題を安大壮のフィリピンでの経験に向けた。安大壮は夫婦に大げさな話を次々と語った。もちろんほとんどは真実だったが、大袈裟に話すのは彼の本能で、全てが事実であるはずもなかった。

要するに安民夫婦に、今では外国人と話すのにまったく問題がないこと、フィリピンで「女人国」を手に入れ、元の女人国の女王を抱いた後に殺し、自分が一年間その国の王になったことを語った。

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