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2699話

安家寨では、ナナは安大壮が思い焦がれている女だった。この女は骨の髄まで色気があり、安大壮よりも積極的で、どんな体位でもこなし、濡れやすく、抱けば安大壮を悦楽の極みに導く。しかも何のリスクもない。安魁というバカ者は本当に四十九日間は妻と交わってはいけないと信じ込んで、すべてを安大壮に任せていたのだ。

一年経った今、安魁のやつは我慢できずに自分の嫁を抱いたのだろうか?そう考えると、安大壮の顔に悪戯っぽい笑みが浮かんだ。

「大壮兄さん、何考えてるの?絶対ロクなこと考えてないでしょ。私の姉さんのこと?」秀児が笑いながら尋ねた。

「当たり前さ。娟子姉さんとはどれだけの日数会ってないことか。そういえ...