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2613話

「ということは、カルロス大統領は君たちの中では非常に有能な大統領だと？」アン・ダージュアンが笑いながら尋ねた。

「当然ですとも。少なくとも、我がマラ市の治安は以前より格段に良くなりました。治安が良くなれば経済も上向きます。我々市民の生活も安定しましたよ。ねえ兄弟、あんたと我らの大統領の間に何か不愉快なことでもあったのかい？」

「いいえ、とても良好な関係ですよ。そうでなければ、大統領があなたの大統領府に招いてくれるはずがないでしょう？」

二人が会話を交わしている間も車は道路を疾走し、三十分後、車は大統領府に入った。大統領専用車だったため、誰も真剣に彼らを検査することはなく、車は数回曲がると...