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2406話

「でも、もし身体的な反応があるなら、それはあなたが彼を好きだという証拠よ。少なくともあなたの体が彼を求めているの。それはあなたたち二人に縁があるってことよ、わかる?」

エミールがそう言うと、ノラは自然と理解した。確かに彼女はこの一年余り、数日おきにここに当番として来ていた。最初はとても馴染めなかったが、今では男女間のこういった行為にも冷静に向き合えるようになっていた。しかし、自分自身が参加しようという気持ちは一度も湧いたことがなかった。自分の身分が資格に足りないということもあるが、心の中には好きな男の子がいるからだ。彼女は自分の初めてを心惹かれる男の子に捧げたいと思っていた。だからこそ、そう...