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2305話

目を覚まして叫ぼうとした瞬間、安大壮は彼女の唇を手で塞いだ。そのまま彼女を押して洗面所の中へ連れ込み、ガラスのドアを再び閉めた。雅尼奥美は恐怖に震えながら抵抗しようとし、学んだ護身術で安大壮の急所を狙おうとした。

しかし、そんな子供じみた技は安大壮には全く通用しなかった。彼は一瞬で彼女の脚を掴み、そのまま両側に開かせ、彼女の唇を指で挟むようにして、自分の唇を押し付けた。彼女は激しく抵抗したが、それが安大壮をさらに興奮させた。彼はこういう形の征服が好きだった。刺激的で、たまらなく快感を覚える方法だった。

言い換えれば、彼は征服のプロセスそのものを愛していた。雅尼奥美の抵抗が、安大壮にはより一...