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2249話

驚きのあまり頭が真っ白になって、顔は見覚えがあるのに安大壮が一体誰なのか思い出せなかった。

「アルヤ」と名乗る娘も首を横に振ったが、突然何かを思い出したように恐怖に震えながら言った。「アルニ、私もわからないけど、この人、私たちが捕まえようとしていた中国人みたい。そう、彼だわ。私たち、彼に捕まってしまったの」

「アルヤ、その理解は完全に正しい。安大壮の俺はお前たち二人を捕まえただけじゃなく、お前たちのアリ中佐も捕らえた。今は俺の基地の地下牢に閉じ込められているぞ。意外だろう?」安大壮は得意げに笑った。

その言葉にアルヤは愕然とし、半信半疑の様子で何度も首を振った。「嘘よ!あなたが私たちを騙...