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1863話

「そういうことなら、お言葉に甘えるわ」夫の言葉を聞いて、ヴィニアは引き際を見極めるべきだと思い、しぶしぶ同意するふりをした。ただし彼女は条件をつけた。安大壮に布団をめくられるのは嫌だと。恥ずかしいから、布団の中でするべきだと言い張った。

ジオドはそれを聞いて一瞬「何の意味があるんだ?」と思ったが、すぐに考え直した。義弟が妻と一度結ばれれば、あとは彼女も何も言えなくなるだろう。だからその条件に同意した。ジオドには知る由もなかったが、ヴィニアは既に下半身から安大壮の種が溢れ出ていて、布団をめくられてジオドに見られるのを恐れていたのだ。

安大壮は夫婦の話がまとまったのを見て、ヴィニアの隣に這い上...