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1579話

「美雲姉さん、何か言いたいことがあるなら、はっきり言ってくれていいよ!大丈夫だから」

安大壮は彼女が何か言いたいことがあるのを感じていたが、彼女は言い出せないようだった。

「うん!大壮、美雲姉さんは...プライドが高いの。こんな年齢になっても...今はあなたにお返しできるものもないけど、もし次あなたがその気になったら、したいようにしていいからね!美雲姉さんがどう思うか心配しないで、あなたが嫌じゃなければそれでいいの」

安大壮は彼女が自分から切り出すかもしれないと予感していたが、自分自身もまだ完全に考えがまとまっておらず、かといって彼女の気持ちを傷つけたくもなかった。

「美雲姉さん、気持ち...