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1499話

安大軍の尾行に対する不満から、安大壮は案の定、茹雲と三十分近くも過ごした。それに洗い物や身支度、移動時間も加えると、安大軍を一時間も待たせることになった。そのため車に乗り込むなり、安大軍は怒りをぶつけた。

「このロバの糞野郎、少しは上司を敬えないのか?女を抱いて夢中になってる間、俺はここで夜更かしして待ってたんだぞ」

「おじさん、途中でやめるわけにはいかないだろ?種まきが終わるまでやらないと。なかなか種が出てこなくて、俺も困ってたんだよ。もっと頑張らないとな。言っておくけど、あんたが急かすから大変だったぞ。俺は疲れ果てたし、あの子もあやうく俺に抱き殺されるところだった。やっと種まきが終わっ...