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1265話

しかし今、彼女が翠芳姉の従妹だと知ってからは、彼女に対する感情が大きく変わった。少しも嫌悪感を抱くことがなくなったのだ。

最初は多少なりとも彼女を嫌っていた。汚いのではないかと恐れていたが、彼女の話を聞いた後、そういった感情は消えてしまった。

彼女は風俗の世界に長年身を置いていたにもかかわらず、キスの仕方を本当に知らなかった。とても初々しく、舌を使って情熱を導くことさえ知らず、ただ唇をこすり合わせるだけで、技術指導が著しく不足していた。安大壮は彼女を辛抱強く指導するしかなかったが、彼女は確かに才能があり、数回で要領を掴み、安大壮と天衣無縫の調和を見せた。

五分とたたないうちに、彼女は求め...