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1096話

「大壮兄さん、あなたのことが好きよ。思い切って抱いてくれるなら、私も受け入れる覚悟はできてる。ここから生きて出られるかどうかもわからないのに、後悔なんてしたくないわ。今はただ、あなたを愛したい、キスしたい、本当に!拒まないで、ね?」そう言うと、莫蘭は再び積極的に攻勢をかけ、安大壮の顔を両手で包み込むようにしてキスを迫った。

安大壮は莫蘭が恐れる様子もないのを見て、自分が怖がる理由などないと思った。受け身から攻めの姿勢に転じ、彼女にキスをしながら、その手は彼女の体を探るように這い回った。彼女の胸が豊かで張りがあることを覚えていた。

案の定、手に触れた感触は最高だった。莫蘭は思わず体を彼に押し...