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1040話

「大壮、そんなに気を遣わなくていいよ。実はね、頼みがあるんだ。古い友人も同じような言いづらい病気を抱えていてね。ただ、これは君と私以外の誰にも知られてはいけない。安大軍にすら内緒だ。絶対に秘密にしてくれるかな？」王書記は小声で言った。

老人がこれほど慎重な様子を見て、安大壮は、この件がきっと彼の名誉か相手の名誉に関わることで、しかもこの人物は王書記と非常に親密な関係にあるに違いないと推測した。ただの知人ではなく、もしかしたら上司なのだろうか？

「叔父さん、私は医者です。村医者とはいえ、医者には患者の秘密を守る基本的な職業倫理があります。言われなくても外で喋ったりはしませんよ。それに、その方...