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103話

「ああっ」と楽美玲と蘭子は目の前の光景に息を飲んだ。楽美玲は安大壮のあの圧倒的な重火器を知っているだけに、体が熱く火照るのを感じ、思わず両脚をきゅっと閉じた。「まあ!この子ったら、何のつもり?まだ目も覚めてないのに、こんな反応…」

蘭子も安大壮がこんな強烈な反応を示すとは思わなかった。「このバカ、何考えてるの?村長の奥さんもいるのに!なんて恥ずかしい…」

そう思って楽美玲を見ると、二人の美しい目が合い、二人とも頬を真っ赤に染めていた。

女同士、何が起きているか分かり合える。年長者の楽美玲が気まずさを紛らわすように笑い、安大壮の大きなテントを指さして言った。「ほら見て、このバカ息子、たくさ...