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789話

「この天毒丹というのは良い物だな。天玄境に到達する前でも、天玄境の相手に対抗する一つの手段になるわけだ!」

李大宝は手の中の丹方を見つめながら、口元に微かな笑みを浮かべ、思わず華長老が去った方向を見やった。そして眉を寄せ、この華長老がこの丹方を出せるのなら、天毒丹の解毒薬の丹方も持っているのではないだろうか?と考え込んでしまった。

その後の数日間、華長老はおそらく秦長老の二人を探すのに忙しかったのだろう、李大宝のもとを訪れることはなかった。時折、あの二人の女性が交代で李大宝が丹薬を練っているかどうかを確認しに来るだけだった。

この期間を利用して、李大宝は体内の怪我も完全に治っていた。以前...