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788話

「くそじじい!まさか王朝簒奪の野心を持ってるとはな!」

李大宝は心の中で思わず怒りの言葉を吐いた。この五毒門の門主は閉関修行に入ったままで、いまだに姿を現していない。門主の抑制力がなくなり、五毒門はまさに群龍無首の状態。この華長老たちの野心が活発になってきたのだ。五毒門の門主の座に就きたいと考えているのだろう。しかし、仙女姉さんは五毒門門主の直弟子であるため、当然華長老たちの考えに同意するはずがない。だからこそ仙女姉さんにこのような毒手を加えたのだ。仙女姉さんさえ排除してしまえば、華長老は自然と五毒門の門主の座に収まることになる。

李大宝がぼんやりしていると、戸外から華長老の陰気な声が再び...