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783話

秦長老は李大宝を一瞥した。その傾国傾城の容姿には薄い怒りがかかり、元々蒼白だった顔色がさらに白くなったように見えた。冷たい声で言った。

「こんな者で?」

その言葉を聞いて、阿媚の表情が微かに変わり、おどおどとした声で言った。

「大宝は……大宝は……とても凄いんです!」

秦長老は冷たく鼻を鳴らし、氷のような目で李大宝を見た。

李大宝も頭を下げて秦長老を観察し始めた。すでに一度は仙女のような美しさを目にしていたが、再び見るとやはり心が動かされた。この仙女のような人は相変わらずの長い袍を身にまとい、髪は軽く結い上げられ、白く美しい首筋を露わにしていた。一対の玉のような腕が空気の中に露出し、この...