第74話

この一日中、李大宝は畑をうろうろしながら、あちこち自分のキュウリの生育具合を確かめつつ、姚鳳鳳からもっと土地を買って美顔キュウリを栽培しようかと考えていた。結局、キュウリの成長は早いし、効果も抜群なのだから、たくさん栽培すればするほど、将来の儲けも増えるというわけだ。

翌朝、まだ夜が明けきらない早朝、李大宝は夏梅の家の戸を叩いた。夏梅は半袖の短パン姿で、まだ眠そうな顔をしていた。彼女は目をこすりながら、かわいい顔に笑みを浮かべた。

「大宝、こんな朝早くどうしたの？お姉さん、顔洗ったらすぐ出るから」

夏梅は手早く身支度を整えると、電動三輪車に乗って直接畑へ向かった。畑のキュウリは二、三袋に...