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73話

ちょうどその時、売店の外から突然声が聞こえてきた……

売店の外から突然声が聞こえてきて、これからいいことを始めようとしていた二人はすぐに動きを止めた。

「小梅、いる?」外にいたのは趙香梅だった。彼女は朝早く起きて家の歯磨き粉が切れていることに気づき、夏梅のところで歯磨き粉を買おうとやってきたのだ。いつもならこの時間、夏梅は店にいるはずなのに、今日は姿が見えない。趙香梅は少し不思議に思った。

こんな朝早くに、小梅はどこに行ったのかしら?もしかして奥の部屋にいて声が聞こえなかったのかな?

彼女はそう考えながら奥の部屋へ向かった。しかし、ドアの前まで来たとき、奥の部屋のドアが開き、李大宝と夏梅が服装...