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678話

汗で濡れた体から、魅惑的な声がホテルの寝室から漏れ出ていた……

その激しい行為の中でも、李大宝は玄気を密かに操り、陰陽相補の術を駆使していた。純粋な力が下半身から湧き上がり、素早く李大宝の体内へと流れ込み、もう一方は王欣の体内へと注がれていった。

その玄気が体内に流れ込んだ瞬間、王欣の美しい瞳に奇妙な色が浮かんだ。

「大宝、これは何?」

李大宝はニヤリと笑った。

「これが玄気さ。試しに玄気を操って丹田に沈めてみろよ」

李大宝の指示を受け、王欣は真剣な表情で意識を集中させ、その玄気をゆっくりと丹田へと導いていった……

王欣の体から玄気の波動を感じ取り、李大宝は内心満足していた。今この瞬間...