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637話

李大宝はその薬があまりにも奇妙すぎることに首を傾げていた。今のところ薬を飲んだ羅芳が少し不自然になっているのが見えるだけで、この薬の本当の成分を知ることはできなかった。

そのため、彼でさえ一時的に羅芳の体内の毒素をどう解毒すればいいのか分からなかった。

彼がそう考えていると、突然、柔らかくしなやかな小さな手が気づかないうちに彼の股間に忍び寄り、少し冷たいその手が素早く李大宝のズボンのファスナーを下ろし、中へと探り入れてきた……

李大宝は体を強張らせ、顔を下げた。その手の主は他でもなく、ベッドの上の羅芳だった。彼女は半開きの瞳で自分の下半身をじっと見つめ、小さな唇も少し開いて、何かを囁くよ...