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626話

李大宝と周青青の二人の顔色は見事に変わった。

鐘秋月の言わんとすることは、自分たち二人がそんなことをするのを彼女が見ていたいということか?こ、これはどういうことだ?あんなことを...まさか誰かが横で見ているなんて...

周青青の顔はすでに水蜜桃のように真っ赤になっていて、地面に穴でも開いて入り込みたいほどだった。こんなこと、彼女は一度も経験したことがなく、心の中では恥ずかしくてたまらなかったのに、今自分の母親が横で見ていようとするなんて、どうして承知できようか。すぐさま「だめ!」と言った。

横にいる李大宝も一面の困惑を浮かべていたが、何も言わず、ただこっそりと鐘秋月の表情を窺い、心の中で...