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580話

李大宝の顔色が変わった。周青青が病気だって?周青青のことを思うと、心に申し訳なさと懐かしさが込み上げてきた。南溪村を離れてから、自分の仕事に追われ、周青青とはめっきり連絡を取らなくなっていたのだ。

もっとも、周青青は相変わらず南溪村の村支書として、毎日村の仕事に忙しく飛び回っていて、自分から連絡してくることもなかった。病気になっても自分に知らせてこなかったのだ。

胸が痛み、李大宝は慌てて尋ねた。「鳳子姉さん、琴...鐘書記はいったいどうしたんだ?何の病気なんだ?」

姚鳳鳳もはっきりとは知らないらしく、もごもごと答えた。「鐘書記が病気だって聞いただけで、具体的にどんな病気かまでは分からなく...