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549話

「ドーン！」という巨音が響き渡った。

山間の地面が一気に吹き飛ばされ、巨大なクレーターが生まれた。周囲の木々は粉々に砕け散り、辺り一面に荒涼とした雰囲気が漂っていた。

李大宝は目を見開き、全身の筋肉を緊張させたまま、荒い息を二、三度吐き出した……

自分の体を確認すると、最初に受けた怪我以外には何の傷もなかった。だが、今起きたことによって、思わず全身が震え、背中は冷や汗でびっしょりと濡れ、顔面は青ざめていた……

爆発地点は今いる場所から百メートル近く離れている。あの瞬間、李大宝は自分が死ぬと確信していた。だが玄気が完全に爆発する直前、突然体が軽くなったような感覚があり、目を開けると自分はもう元の...