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525話

さっきまで女性陣のトラブル対応に追われていて気づかなかったが、李大宝はようやく思い出した。張玲玲がなぜ家にいないのか？

普段なら昼時にはもう授業が終わっているはずなのに。

李大宝の驚いた表情を見て、夏梅はクスッと笑いながら首を振った。「お兄さんとしてどうなのよ。玲玲は高校受験が終わって、今は夏休みのバイトをしてるのよ。お昼はお店で出前を食べてるから、家には帰ってこないの」

李大宝は思わず額を叩いた。ああそうだ、自分が出かける前、張玲玲はすでに高校受験の準備をしていたんだった。今はもう夏休みが始まって数日経っているはずだ。最近は自分のことで頭がいっぱいで、あの子のことをすっかり忘れていた。高...