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512話

李大宝は険しい顔つきで曾二少と葉茹芯の二人に向かって歩み寄った。彼は内心で警戒心を抱いていた。曾二少が葉茹芯に声をかけたのは明らかに意図的なもので、自分を挑発、あるいは脅迫するためかもしれない。

しかし、李大宝も今日の賭石パーティーでこの若造を始末するつもりでいた。彼はすでに霊玄境後期まで突破し、幻影身も修練していた。天玄境以下では、敵なしと言っても過言ではない。そして曾二少はこれまで多くの悪事を働き、何度も自分や身近な人の命を脅かしてきた。李大宝はとうに彼に殺意を抱いていた。

二人の傍に歩み寄ると、曾二少は顔を上げ、李大宝をじっと見つめ、少し笑みを浮かべながら淡々と言った。「呉さん、こん...