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506話

台の上の原石を見つめ、李大宝の目には断固たる決意の色が満ちていた。

白龍石が修行に与える効果は疑う余地がなかった。修行者が一度白龍石を手にすれば、修行の速度は少なくとも幾何級数的に増加するだろう。

もし以前、王元成からあの白龍石を手に入れていなければ、李大宝は今の実力と修為に到達することなど到底できなかっただろう。目の前の原石を見つめながら、李大宝の心は激しく波打っていた。もしや、白龍石は自分が持っているあの一つだけではないのか?

白龍石という名前は、李大宝が王元成から初めて聞いたものだった。彼自身はこの石についてまったく無知で、今でさえ白龍石に玄気が豊富に含まれ、しかもそれが尽きることがない...