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451話

扉は閉まっていた。近づくと、中から聞こえてくる恥ずかしい声がより鮮明になった……

葉茹芯は部屋の前に立ち、中から聞こえる音に耳を傾けながら、顔色が不自然に変わった。これは……李大宝と……小芸の声?小芸?!

葉茹芯の心に奇妙な感覚が湧き上がってきた。彼女はドアノブを見下ろし、眼差しがわずかに沈んだ。今すぐドアを開けて飛び込むべきか?

中で自分の女と李大宝があんなことをしているとわかっていながら、不思議なことに葉茹芯の心には怒りや憤りはあまりなかった。むしろ、どこかで興奮すら感じていた。

中から聞こえる小芸の快楽に満ちた声に、葉茹芯の美しい瞳が一瞬輝いた。あんなに喜びに満ちた声、以前自分が...