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371話

李大宝の顔色がわずかに変わり、心の中で「まずい」と思った。

この程五は本当に狡猾だった。彼の袖の下に仕掛けられた弩は普通の機関に過ぎず、李大宝にとっては脅威にならないかもしれないが…しかし、その標的は小刚の母親だったのだ！

李大宝は修練者だが、小刚の母親は修練者ではない。彼女がこの速く鋭い弩矢をどうして避けられるだろうか！

彼は歯を食いしばり、すぐに手を引き戻してその弩矢を掴もうとしたが、霊玄境中期の速さを持ってしても、弩矢と小刚の母親との距離があまりにも近すぎて、彼の手は空を掴んでしまった！

「プッ！」という鋭い音とともに、弩矢は小刚の母親の喉を貫き、鮮血が飛び散った。

李大宝は目を見開いた...