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361話

「私と小芸は……恋人同士なんです」

葉茹芯の言葉が終わると、李大宝の心臓がどくんと鳴った。彼はすっかり驚き、頭が真っ白になった。葉茹芯と小芸が本当にそういう関係だなんて……

以前から薄々そんな気はしていたが、あまりにも信じがたいことだったので、李大宝はそういう方向に考えるのを避けていたのだ。

もし他の人が葉茹芯がレズビアンだと知ったら?

心の中では衝撃を受けていたが、李大宝は表情を変えず、ただ軽く微笑みながら頷いただけで、しばらく言葉が出なかった。

葉茹芯はそれを気にする様子もなく、ワイングラスを手で転がしながら続けた。「呉さん、あなたが私たちのような人...