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322話

これらの炉は少なくとも七、八メートルの高さがあり、全体が円筒状で、下部には大きな支持台があって安定を保っていた。炉の側面には細長い手すりがあり、まるで階段のように炉の頂上まで直接通じていた。

今、李大宝はこれらの手すりに沿って炉の頂上まで登り詰めていた。頂上には通気口があり、鋼鉄を精錬する際には送風機の冷たい空気を加熱するため、この頂上の口は極めて高温の空気が通過するためのものだった。

通常、工場が稼働中であれば、李大宝はここに来るなど絶対に考えられなかっただろう。数千度にも達する灼熱のガスが、彼の体を鉱石と一緒に溶かしてしまう恐れがあったからだ。

今は夜も更け静まり返っており、李大宝は...