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280話

阿媚の顔色が一瞬にして変わった。思わず盛り上がった部分へと伸びていく自分の手を見つめ、彼女の目には信じられないという色が満ちていた。

これは?!

一体どういうことなの!阿媚はこんな状況を今まで一度も経験したことがなかった。自分の体が自分の意志に従わず、他人に操られて動いていくのを目の当たりにするなんて、あまりにも不気味すぎる。

阿媚は修練者だ。通常なら、この奪魄蛊は彼女にそれほど効果を発揮するはずがなく、せいぜい体の動きが鈍くなる程度のはずだった。しかし、奪魄蛊を操っているのが李大宝だったのだ。李大宝の体内の玄気はすでに玄液と呼べるほど濃厚になっており、一般の修練者は玄気の質において彼と比...