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99話

菲菲を見て李社長が頭に黒い線を浮かべているのを見て、菲菲は得意げな顔をしていた。まるで陰謀が成功したような感覚だ。

「くそっ、なんでこういうことに限って俺が出くわすんだ」

菲菲を押しのけ、ズボンの濡れた部分を見て、私は適当にティッシュを何枚か引き抜いて拭いた。最初から最後まで、晓雯の顔は真っ赤で、時々意識的に、あるいは無意識に私の濡れた部分をちらちらと見ていた。

「この小娘、いつか必ず手に入れてやる」

菲菲の敏感な体を想像すると、何とも言えない憧れが湧いてきた。本気でやれることへの憧れだ。おそらく男というものはみんなこういう衝動と憧れを持っているのだろう。特に美女に出会った時は、雄とし...