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75話

見下ろすと、床には使用済みのコンドームが散乱し、数えきれないティッシュの塊が転がっていた。特に菲菲の足元は酷く、なんと四、五個もの使用済みコンドームを踏みつけていた。しかも最悪なことに、それらは使用されてからそれほど時間が経っていないようで、中には例の液体がまだ残っていたのだ!

「うっ…」

菲菲が吐き気を催すのも無理はない。私自身も胸が悪くなってきた。私の足元にもティッシュの塊を踏みつけていたからだ。菲菲の状況に比べれば、私のほうはまだましだった。少なくともコンドームはティッシュに包まれていたのだから。それでも、吐き気を抑えるのに必死だった。一体どんな民度だよ。野外でやるのはまだしも、終わ...