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7話

「嵐姉さんは拒まなかった。むしろ積極的だった。初めてのことで、僕はどうすればいいのか全く分からず、ただ呆然と両腕を伸ばすだけ。嵐姉さんが僕の服を脱がせてくれなければ、一晩中そこに立ち尽くしていたかもしれない。

だが、嵐姉さんの小さな手が最後の一枚の布に触れようとした瞬間、頭の中に突然ある考えが浮かんだ。こんなに大胆で積極的な女性は、一体何人もの男を経験してきたのだろう。そして僕は、ただの無知な少年で、男女の営みなど全く経験がない。

駄目だ、こんな女性に自分の純潔を捧げるわけにはいかない。

突然、嵐姉さんを押しのけ、狂ったように部屋を飛び出して階下の自分の部屋へ逃げ帰った。ドアを閉めた瞬間...