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52話

「課長……」耳元に響いたぽんぽんの声に、今すぐ死んでしまいたいと思った。

「李社長が何か手伝って欲しいことがないか見てきなさい」王坤はトイレを指さし、次に私を指して言った。「この恥知らずが李社長のスカートを引き裂いたんだ。ぽんぽん、今後は気をつけなさい。こんな人間と近づきすぎないように。こいつはただのクズだ」

「はい」ぽんぽんの声が私を完全に絶望させた。彼女が少しは私のために弁解してくれるかと思ったのに、まさかこんなにあっさり同意するとは。

トイレで尋ねると、ぽんぽんは急いでオフィスに戻り上着を持ってきて、李社長に巻きつけた。雪のように白く滑らかな脚が目の前を通り過ぎるのを見て、私は無意...