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301話

「李社長、俺……」喉が急に痒くなり、反射的に手を伸ばして李暁雯を抱き寄せながら、もう片方の手を彼女の胸元に伸ばした。

相手がここまでしてくれているのに、自分からもっと積極的にならないとまずいだろう。俺は男だぞ!たとえ不能だとしても男なんだ!

「何してるの?」李暁雯は俺の手を払いのけ、歯を食いしばって睨みつけてきた。

「あ、あの……俺は別に……さっきは……」李暁雯が突然豹変したことに、俺は頭が混乱した。心の中で「お前が誘ってきたんだろ、俺はただ応えようとしただけじゃないか」と思った。

「大人しくして。ベッドの端に座っていなさい!」李暁雯は俺を押しやった。

「一体何がしたいんだよ!」俺は言...