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151話

特に浴室のガラス扉越しに見えたその妖艶な姿は、扉や服を通しても、まるで私の目が透視能力を持ったかのように、男を拒絶できないその体へと貫いていった。

私はまるであの引き締まりながらも豊かな胸元や、原始の森へと続く平坦な道筋までも見通せるようだった。そう思った瞬間、魔がさしたように、ドアを勢いよく開けて彼女を引き入れ、壁に強く押し付けたい衝動に駆られた。そうすれば、素晴らしい瞬間が訪れるだろう。盼盼の恥じらう表情や、口から漏れる天から舞い降りたような甘く長い声までも想像できた。

だが私には分かっていた。それはできないと。他でもない、彼女が東莞出身だからだ。今の私には何の安全対策もない。もし的中...