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47話

「大力兄の家に着いたぞ。彼は薪小屋で湯を沸かしていた。

私たちが入ってくるのを見て、とても喜び、急いで何脚かの腰掛けを持ってきて座らせてくれた。

薪小屋は質素だったが、とても綺麗に片付いていて、私たちは皆腰を下ろした。

大力兄は竈の中に薪を足した。炎が勢いよく燃え、鍋の湯はすでに煮立っていた。彼は粗い陶器の大きな茶碗を持ってきて、熱湯を汲み、私たち一人一人にお茶を淹れてくれた。

「今日帰りに特別に稲香村で油茶の粉を何斤か買ってきたんだ。母さんがこれを飲むのが好きでね。家にはお茶の葉がないから、これで我慢してくれ。喉を潤すってことで」彼は熱心に私たちをもてなした。

私たちは皆お礼を言った。

「本...