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99話

私は妻の姿を見つめていた。まさか妻が思っていた以上に大胆で情熱的だとは。あの劉おじさんと関係を持ち、一緒に湯に浸かるなんて。

身に着けているのは大きなバスタオル一枚だけで、中は何も付けていない。今、妻は私に向き合い、片腕で自らの丸みを隠し、もう片方の手は足の間に置いて隠している。

恥じらう妻の様子に、私はまた笑みを浮かべた。私が入ってきてからの態度が、妻を本当に安心させたのだろう。

最初からずっとこういう態度だった。ただ、あの頃はまだ実際には何も起きておらず、現実に交換したり、他の男性に妻を任せたりはしていなかった。

今や全てが現実となった。たった今、目の前で。

それでも私の態度は変...