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711話

「どうして今日は暦を見なかったんだ!まさか彼女が俺に薬を盛るなんて誰が想像できたというんだ!」

言わなければ良かったが、言うと、今の俺はまさに欲火に身を焼かれているようだ!

自分の体の中に大きな炎が燃え盛っているような、あるいは武侠小説に出てくる真気のようなものが体内で暴れ回り、今にも爆発しそうな感覚だ。

そして今、その全ての炎と真気が下半身に集中し、あそこは大きく張り詰めて、このまま発散させなければ、爆発して死んでしまうのではないかと本気で心配になる。

目の前で艶やかに歩み寄ってくる顧若彤を渇望の眼差しで見つめながら、心では「ダメだ、ダメだ」と叫びながらも、体は「早く来てくれ、早く」と叫んで...