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71話

私は緊張して落ち着かない。長い間想像してきたことが現実になろうとしているのだから、その刺激は確かに強烈だ。昨夜、張彬のあの大きな手が妻の熟れた艶やかな身体を揉みしだくのを目の当たりにして、こういった刺激がどんなものか身をもって知ることになった。

何度か深呼吸をして、もぞもぞと寝室に向かった。

妻は艶めかしい足を伸ばして私の前に立ち、少し不安げに私を見つめている。私と目が合うとすぐに、罪悪感からか視線を逸らしてしまう。

この臆病な様子が可愛らしくも色っぽい。

「何よ、呼んだのは。また何か悪い考えでも?」妻は口をとがらせて小さく呟いた。

私はすぐに妻の腕を掴んで自分の胸元に引き寄せ、妻の...