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688話

「何考えてるのよ!そんな下劣じゃないわよ、あんなもの、ただ外で持ち歩いてるだけで、気にも留めてないし、使い方だって知らないんだから!」楚琳は顔を赤らめ、電話越しに怒鳴った。

「君こそ何を考えてるんだい?」僕は低く笑った。「君自身が薬なんだよ。君を見た男なら誰だって抵抗できない!」

女性を口説くことに関しては、僕は本当に手慣れたもので、どんな女性もこの甘い攻撃には抗えないのだ。

特に楚琳のような渇ききった女性は、普段出会う男たちは彼女を恐れ敬うばかりだが、僕だけは違う。僕の挑発と誘惑はこれほど直接的なのだから。

僕の言葉が終わるや否や、楚琳の心には甘い波が広がっていた。

「うるさい!ま...