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678話

「そう、彼女が浮気したって話も聞いたことないし、むしろ黙々と張軍の会社を支えてるんだ。あの張軍って小僧、なんてツイてるんだろうな、こんな良い女を嫁にして」

そう考えながら、楚琳に対する好感と同時に何か同情めいた気持ちも湧いてきた。手の動きはより一層丁寧になり、腫れや痛みのあるところを的確に押すだけでなく、腰のくぼみにある敏感な場所も意識して揉みほぐしていく。

私が真剣に施術すればするほど、楚琳は極上の快感を味わっているようだった。

その心地よさに彼女は完全に身を委ね、うっとりとしていた。長い間潤いを失っていた彼女の身体も、まるで待ち望んでいた恵みの雨を得たかのように、少しずつ湿り気を帯びて...